最近、ちょっとイイなと思ってるのが、"再会したのにどちらかが気がつかない" 設定。
(このあと、ずるずるネタバレ)

きっかけは、遅ればせながら読んだ、エビリティの笹生くんの話。
(ごめ〜ん、 2巻の写真を撮ってしまった! 笹生の話は1巻です)
これは、顔見知り… いや、それ以下かな。モデルのケイが、ちょっとだけ言葉を交わした笹生のことが忘れられなくて、やっと探し当てて会いに行ったのに、当の笹生は覚えてない、というストーリーです。
で、ですね。この設定のツボは、「作者がどのように、この作品が再会ものであることを、読者に気づかせるか」 というところにあります。
たとえば、この話の場合だと、笹生はケイと初めて会ったとき 「シベリアン・ハスキーに似てる」 と言うんだけど、ケイと再会しても、(相手が同一人物だとは知らずに) また同じことを言ってるんですね。
すると、ケイが
「同じこと言うんだな…」って。 これこれ! こういうときのセリフがイイなぁ〜と。
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先日買った 『甘いぬくもり』 に入っていた 「恋も二度目なら」 も、これでした。
「受け」 が、8年前に 「攻め」 に告白してフラれているという設定です。で、8年たって、同一人物とは知らず、また 「攻め」 をナンパしちゃうのです。(「攻め」 のほうには、記憶あり)
すっかり忘れている 「受け」 に 「攻め」 が
「やっぱり覚えてないんだな」って言うんだけど、いい感じなんだなぁ。でも、シリアスな雰囲気はここまでで、あとはコメディタッチもまじえた爽やかなストーリーです。
でもね、これすっごいよかったのに、最後が残念なんです〜。
「攻め」 が、8年間ずっと 「受け」 のこと好きだった… ようなこと言うんだけど、そこがどうしてもハッキリしないのです。じゃ、なんで、フったんだよ! みたいなモヤモヤ感でいっぱいです。
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そしてそして、昨日買った 「小説b-boy!」 にも、再会モノが。
ななおあきらさんの 「暗闇でキス」 なんだけど、これは、お互いに再会であることに気がつかないという、ちょっと面白いシチュエーションでした。
お互い、目の前の相手がそれとは知らず、20年前の想い出を語り合っちゃうんです。ひとりはすぐ転校しちゃって、名前を覚えていなくて、もうひとりは、親が再婚して苗字が変わっちゃってたから、なかなか気がつかなかったのでした。
気づいたときの雰囲気が、なんのムードもなく、おばちゃんの世間話みたいな感じでイイです。
ちょっとベタだけど、よかったです、これ。
(さらにずるずるネタバレ)
「受け」 が、網膜剥離で入院しているときに、盲腸で入院してきたのが 「攻め」 なのです。で、ちょっと出来心でキスされちゃうんだけど、包帯したままだから、相手の顔はわからなかったわけです。
で、仕事で再会して、ん〜、声が似てるしなぁ、でもなぁ… ってんで、迷った挙げ句、キスさせてもらって本人かどうか確かめるという…
この 「受け」 がヘンな男で、仕事一生懸命のやや暗めな奴かと思えば、やたら可愛かったり、オジさんくさかったり… ああ、面白かったなぁ〜。
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